ストリートライディングに求められる強度と、5サイズから選べるハンドルのライズ(高さ)が特徴のZEN Distributionオリジナルハンドル「FTS BAR(For The Street)」。
このページでは、FTS BARを実際に使用しているZENのチームライダーたちの感想や、ライズの変更例を紹介します。
BMXの顔とも言えるハンドルバーは、トリックのフィーリングや乗り心地に大きく関係する重要なパーツです。
ハンドル選びの参考にしていただければ幸いです。
強度

焼き入れ処理された4130クロモリを使用し、ストリートでの激しい衝撃にも耐える頑丈な作りです。
5つのライズ

ハンドルバーの高さ(ライズ)は7.6″、8.1″、8.6″、8.85″、9.1″の5サイズをラインアップ。ライダーの体格やライディングスタイルに最適なサイズを選ぶことができます。
カスタマイズ可能なハンドル幅

グリップ部分は広めに設計されており、幅をカットして自分好みのサイズにカスタマイズできます。
操作性

テストに参加したチームライダーたちがフロントアップなどの動作に違和感を感じることなく、安定感のある快適な乗り心地を得られるよう、アップスイープとバックスイープが十分に考慮された設計となっています。
プレーンゲージパイプを使用

内部の厚さが端から端まで均一なプレーンゲージパイプを採用することで、衝撃などによるトラブルへの不安を払拭。

比較的小柄な日本やアジアのライダー、あるいは主流のハイライズに馴染まないライダーにも適切なハンドルバーポジションを提供できるよう、7.6″、8.1″、8.6″、8.85″、9.1″の5種類のハンドル高(ライズ)を用意し、多様な体格や好みに対応しています。
スペック表

カラー | BLACK |
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素材 | 熱処理済4130クロモリ |
高さ(ライズ) | 7.6″, 8.1″, 8.6″, 8.85″, 9.1″ |
幅(ワイズ) | 26.5″(7.6″)、27.5″(8.1″)、28.5″(8.6″)、29″(8.85″)、29.5″(9.1″) |
バックスイープ | 11° |
アップスイープ | 3° |
クランプ径 | 22.2mm |
重量 | 805g(7.6″)、841g(8.1″)、886g(8.6″)、909g(8.85″)、925g(9.1″) |
大内 悠摩の例

選択ライズ | 8.85″ |
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ヘッドチューブの長いフレームを愛用する大内は、これまで使用していたECLATのCONTROLLER 4 PC BAR 9″よりも手元が低くなるセッティングを求めて8.85″をチョイス。
バーライズを低くしたことで重心が下がり、安定性が増したと話しています。
顔が小さめのハンドルバーを好む大内は、FTS BARの形を非常に気に入っており、同じようにハンドルバーの顔を小さくしたいけれど、バーライズの高さも求めるライダーにぜひ使ってみてほしいと伝えてくれました。
「TEAM ZENが大好きな人、使ってみてね!」
大霜 優馬の例

選択ライズ | 8.1″ |
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「BMXレースをやっていたからか、大きなライズのハンドルバーは自分のライディングスタイルに合わなかったです。」
このように考える大霜は、FTS BARのラインアップの中で中間より少し低めの8.1″を愛用しています。
ハンドルサイズに迷っている人には、実際にお店で触れてみて、自分のスタイルに合ったサイズを探求してほしいと話しています。
ハンドルバーの見た目については、「ワイドが広くて男前な印象。長さについては、自分の好みに合わせてカットできるところが良い」とのことです。
松元 謙の例

選択ライズ | 8.85″ |
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ALIVE INDUSTRYのSURVIVE BAR 8.7″を長年愛用してきたマツケン。
ライズを選ぶ際、8.6″は元々使用していたサイズに近いものの、フロントの引き上げをより容易にするため、8.85″をチョイスしたとのことです。
マニュアルの動作は慣れるまで安定しづらいこともあったが、狙い通りに引き上げが楽となり、アップスイープも3°に上がったことで、力が入りやすくなったと話しています。
「サイズ展開が豊富で、TIMELESSな2PCデザイン。どの時代に見ても間違いないかっこよさがあり、全てのライダーにお勧めできるハンドルバーです。」
南 悠麻の例

選択ライズ | 8.85″ |
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ローライズのハンドルが主流だった2003年にBMXを始めた南ユウマ。
現在の主流である9インチ台のライズも試したことがありましたが、自身のスタイルには大きすぎたため、今まで使ってきた中で調子が良かったライズに近い8.85″をチョイスしたとのことです。
程よいアップスウィープとバックスウィープがどんな場面でも扱いやすく、適度なしなりが身体に優しい印象だと話してくれました。
「5サイズから選べるハンドルなので、ハイライズしか経験したことがないという人にも、低いライズを試してみてほしいです。ガラッと乗り味が変わりますよ。」
比嘉 治宏の例

選択ライズ | 7.6″ |
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FTS BARのラインアップの中で最も小さいライズ、7.6″を使用しているヨシヒロ。
「今までいろいろなライズを試してきたけど、大きなハンドルはスクーターのような乗り味であまり好きじゃなくて。ルックスも含めて、BMXらしさが好きで、一番小さいサイズを選びました。」
ヨシヒロは、このFTS BARをサンプル段階から使用しており、1年以上使っていますが、曲がることもなく、安心してライディングを楽しんでいるとのことです。
彼が使用している7.6″のライズは、現在のBMX市場ではあまり見かけないサイズです。小さいハンドルを好むライダーや、試してみたい人、またキッズライダーにもおすすめできると伝えてくれました。
ヨシヒロのように安定した乗り味を求めるライダーには、重心を下げるセッティングを試してみるのも一つの方法かもしれません。
TEAM ZENの装着例
FTS BARの映像
神宮 瀬南の使用例

■ユーザーについて
現代の日本BMXシーンを牽引する若手ライダー。テクニカルな動きからベーシックなトリックまで、幅広く軽快にこなす。好きなトリックはバースピン。
@se.na5234 | |
年齢 | 17歳 |
ローカル | 板橋区 |
フィールド | ストリート、パーク |
ハンドルバーライズ | 9.1″ |
■ユーザーの声
これまで9″のライズを使用していましたが、9.1″のハンドルに興味があったため、このライズを選びました。
FTS BARに変えてから、自転車がとても引き上げやすくなりました。
バースピンやテールウィップが回しやすくなったと感じています。
ハンドル幅は自分の好みより少し長かったので、バースピンをする際に引っかかりそうでした。そのため、両サイドを1.5センチずつカットしました!
■神宮 瀬南のバイク / 9.1″使用
谷口夏輝の使用例

■ユーザーについて
北陸のローカルクルーDARUMA STREETに所属。”タニ”、”ナツ”、”Tony”などの愛称で親しまれる。現在は日本のBMXメディア「MOTO-BUNKA」スタッフとして東京で活動中。
@_na2_ | |
年齢 | 24歳 |
ローカル | DARUMA STREET出身、東京在住 |
フィールド | ストリート |
ハンドルバーライズ | 8.1″ |
Tonyのブログ | https://motobunka.com |
■ユーザーの声
7.6″と8.1″で選択に迷いましたが、ハンドルバーの見た目や身体への負担を考慮して、これまで使用していた4pcの7.75″よりもライズを少し上げることにしました。
2pcは4pcと比較して軽量で、動作のひとつひとつが楽ですね。
さらに、剛性の違いから適度なしなりがあり、このしなりが地面からの反発力を生み、トリックに力を与えてくれます。
実際に、バニーホップの動作が以前よりも速くなりました。
FTS BARのアップスイープが3°という点も非常に気に入っています。
多くの4pcで使用される角度に近いアップスイープで、2PCに移行後も違和感なく使用できました。
4pcから2pcへの移行を考えているライダーには、ぜひおススメしたいです。
■谷口”Tony”夏輝のバイク / 8.1″使用