WETHEPEOPLEのストリートフォークを解剖
軽量ストリートフォークの走りとして評価の高かったEXCALIBUR FORK。
2007年モデルとして細部を変更し、復活。
これにより2006年に登場したHERIUM FORKと合わせて、
2モデルのストリートフォークがWETHEPEOPLEにラインナップされました。
今日はその2モデルの細部を紹介していきたいと思います。
今日はその2モデルを比べ、どんなフォークなのか紹介していきたいと思います。
■ルックス
下の画像を見て気が付くかもしれません、
そうHERIUM FORKはフォークブレードにテーパードパイプを使用していて、
肩下からドロップエンドに向けて徐々に細くなっています。
メリットとしてあげられるのは乗りゴゴチの良さ。
先が細くなることで絶妙なしなりが生まれ、
手首や肘等の負担を軽減してくれます。
更に、トレール等ダートでのライディングでも、
路面から伝わる細かな振動を拾い、
ハンドリングの手助けをしてくれるでしょう。
そして、ルックスもシャープな印象ですね。
対してEXCALIBUR FORKは一般的なパイプを使用し、
前モデルのようなタフなイメージを持っています。
男らしく頑丈なイメージ、そんな印象を与えてくれます。
■ドロップエンド
どちらのフォークも特徴的な形をしていて、
好みの分かれる箇所でもあります。
↓↓HERIUM FORK
HERIUM FORKのドロップエンド厚は6mmと5mmの2段になっていて
5mm厚の方はちょうどペグを付けたときにフィットする様削られています。
(およそ38mm径のペグまで対応)
そして6mm厚の方には三角形に貫通させない肉抜きがされており、
強度と軽量化のバランスを保っています。
↓↓EXCALIBUR FORK
EXCALIBUR FORKのドロップエンド厚は5mm。
そして三角部には(こちらは)貫通させた肉抜きがされ、
軽量化に一役買っています。
ただ軽量化の為の大胆な肉抜きでなく、三角形を2分割にし、
必要な強度を保っています。
どちらのドロップエンドも一昔前の物に比べ小振りになっていますが、
テストの結果設計されたアイディアで、必要にして十分な強度保ち、
軽量なフォークに仕上げています。
フォークが軽くなるメリットは、誰もがすぐに体感するその反応の速さ。
ハンドルを切った時や、マニュアルやバニーホップ時の引きにも
そのメリットを感じるでしょう。
■レッグボトム
下の写真の両モデルの写真の通り、ともにグラインド時に
ボトム部が接触しづらい設計がされています。
↓↓↓↓HERIUM FORK
小振りなドロップエンドに丸みを帯びたレッグボトムは、
縁石やレール、コーピング等の接触をできる限り回避します。
↓↓EXCALIBUR FORK
レッグボトムはちょうど地面に対し水平になる様にカットされていて、
やはりグラインド時の接触を回避する設計がされています。
そして両モデルともにエンドプレートはペグとツライチなり、
スムーズなグラインドを想像させてくれます。
こうして細部を見ていくと、デザインの違いによる印象の違いだけでなく、
ストリートやパークライディングでグラインドを考慮し、
実際に使用するライダーの視点に立った設計がされていることが分かります。
最後にスペックを紹介します。
■HERIUM FORKのスペック
SANKO製マルチプルバデッド4130Cr-Moチューブ
5mm・6mm厚10mmエンド
オフセット:35.5mm
重量:1065g
カラー:BLACK
価格:¥18,900(税込)
■EXCALIBUR FORKのスペック
SANKO製マルチプルバデッド4130Cr-Moチューブ
5mm厚10mmエンド
オフセット:35.5mm
重量:1054g
カラー:BLACK
価格:¥18,900(税込)
どうでしょう?
何となく2つのフォークの特徴をイメージしてもらえたでしょうか?
「いや、もっとここが知りたい」
「こんなライディングしてるけど、どっちがいいの?」
など疑問・質問がありましたら、お気軽にお問い合わせください。
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