【先行レビュー】7/9発売のJOHのDVDを一足先に観せてもらいました。
こんにちは、スタッフの由谷です。
いよいよ来週末7/9(土)の発売、そして池袋HUMAXシネマズでの上映会が迫ってきたJOH PROJECTのDVD。
今回、一足先にその内容を観せてもらうことができたので、拙い文章ではありますが、感想を述べたいと思います。
JOH PROJECTは、東京の北千住をベースにしてきた眞謝 大輔、松元 謙、比嘉 勝太、高橋 直也、佐々木 玲司を中心に稼働するプロジェクトであり、今回のDVD制作が初の作品。
BMX関連の映像は把握しきれないほど世の中に溢れ、たとえ15秒であっても1時間であっても、良い作品は記憶に残り感性を刺激され、自分でも何か行動したくなるもの。
「乗りてぇ」とか「ビデオ撮りてぇ」とか衝動に駆られる人もいれば、映像中の音楽に影響を受けてアーティストを深堀りしたくなる人もいるでしょう。
※マジャ / DVD本編でのワンカット
さて、計8のチャプターに分けられた本作品の中で、特に印象に残ったのは以下の2つ。
5. SHOOTING LADDERS
6. TIME LEFT
SHOOTING LADDERSでは優しい太鼓のリズムで少しほのぼのとしていて、まったりと心地よく、今日も軽く乗りに行こうかって誘われているかのよう。シャーッとバイクを走らせ、多くを考えず感性のまま目にするスポットを楽しみながらサイクリングしたくなる。
一方、TIME LEFTでは前曲からはテンポが上げられつつ、宇宙か深層心理かどこかへ吸い込まれてしまいそうな曲とともに、ひたすらにスポットを攻めるカットが続き、こちらは何かに没頭したり「乗りてぇ」気持ちを高められたチャプターに感じました。
※ショータ / DVD本編でのワンカット
こういった個人的趣向はさておき、「パンチのあるライディングが観たいぞ」ということならば、次のEDGEから最後のJOHのチャプターにかけては必見です。
JOHの5人や何名もの友人ライダーたちが繰り出す数々のトリックや身のこなしに目をみはります。
人によっては現場に居合わせたりSNSの写真などで目にしてきたカットもあるかもしれない。それならば映像を目にしたときの臨場感や一体感はひとしおでしょう。
愉快なB級映画のようなイントロに笑わされ、そこで感じたユルさが全編に渡って繰り広げられるかのように思わせられましたが、良い意味で裏切られた作品でした。
ユルさだけでは到底なし得ないいくつものハードトリックが散見され、隙がない。ハードなことばかりでは疲弊するし、ユルユルではできることもできない。きっとメリハリがあり喜怒哀楽の振れ幅が広く充実した毎日送っているのだろうと、彼らについて勝手な想像が働きました。きっとそんな時間を共有する良い仲間たちなのだろうとも。
※ショータ / DVD本編でのワンカット
JOHメンバーの日頃のライディングや親交のある別カルチャーとの関わりが題目どおりにそれが常(JOH)であると感じさせ、人との関わり合いの大切さやそこから生まれる楽しいことや嬉しいことを思い起こさせるものとも感じました。
綺麗なガラスアートを制作する様子やスプレーでグラフィックアートを描く様子など、彼らの大切な関わり合いを紹介してもらい、自分にとっては決して日常ではないそれら別カルチャーへの興味を拡げてもらえたように思います。
今回の作品を見せてもらったことで、「乗りてぇ」し「撮りてぇ」し「観てぇ」といった素直な気持ちになれたことは、乗ることの少なくなった自分にとって嬉しい変化でした。
発売は7/9(金)。
同日開催の上映会のチケットも取ったことだし、DJ MASの爆音サウンドトラックも楽しみに残り数日を過ごしていくことになります。
最後に、このプロジェクトを動かす5人、そして映像をまとめたマツケンに尊敬の意を表したいと思います。
※マツケン / DVD本編でのワンカット