豆腐からマーボー豆腐へ by 植山 周志 (SHOE-G)
僕は33歳になった。自転車乗りとしてのキャリアとしては21歳に日本の大会で頂点に立ち、その周辺にい続けている。アメリカなどの国にも行き雑誌、TV、ビデオにも出演した。決して自慢しているわけじゃないのであしからず。言いたいことはもうトップになってから12年が経とうとしている。12年こうして自転車を楽しめて日本のシーンのトップにいられれることを今はラッキーだと思っているんだ。でも、これからもう12年同じようにシーンのトップに入れるだろうか?あなたはどう思う?12年後の僕は45歳、いや今から5年後の38歳で僕はシーンのトップにいられるだろうか?いれたらそれはそれですごいことだと思う。でも普通に考えてみると今の状態が続く保障はどこにも無い。何かに例えると今の僕は豆腐なんだ。このままだと腐ってしまう。だから変わる必要がある。豆腐である僕を調理して、何かに変わる必要があるんだ。そしてもうちょっと進化したものにならなければ生き残れない。他の食材を加えて熱を加え調理することによりマーボー豆腐になることができる。そのままなら腐ってしまう豆腐を調理することにより、今までよりも高付加価値で、もうちょっと長持ちするマーボー豆腐になろう!じゃ、実際にどうしよう?まあ、昔から僕は自転車で食っている時はなかったので仕事をしてたんだけど、自転車が乗れるプロデゥーサー・システムエンジニアから変わることかな? 僕の言っていることは自転車を乗るのを辞めるということではなく、今のポジションに甘えないでどんどん変わっていくってことなんだ。日産自動車のコピーで『Shift to the future』ってあるよね。未来へシフトするってことだよね。とても素敵なコピーだと思う。僕自身もこれからの未来のためにどんどん変わることができたらいいなといつも思っている。変われるかどうかは別としてね。変われたらいいなと思っているんだ。一昨年から以前よりも本を読むようになりちょっと知識も増えてきて考え方も変わってきた。非常に面白いよ。これからもっと未来に向かったシフトしていきたい。あなたは思う?豆腐のままでいたい?それともマーボー豆腐になりたい?