仙台市青葉区「西公園観桜会」のデモに参加してきました。

先週お知らせしたように、東日本大震災で被害のあった宮城県仙台市の西公園(青葉区桜ヶ岡公園)で開催された「西公園観桜会」でデモンストレーションを行ってきました。

会場の公園では恒例の花見祭りとして毎年開催されており、週末はすべての桜が満開。
日中はすっきりとした春晴れとなり、絶好のお花見日和となりました。

ZENのチームからは田中 海到、西野 正人、由谷 友孝の3人、そして友人の伊藤 悠吾も同行し、金沢から駆けつけた宇野洋介と一緒に想像以上に元気だった仙台のローカルライダーと一緒に公園の広場でライディング。
花見に訪れた市民のみなさんから大きな歓声が上がる他、たくさんのキッズたちもライダーを応援したり用意されたキッズBMXでライディングも体験したりと、参加したライダー、そして会場で声援を送ってくれたみんなが楽しい時間を過ごすことができました。

デモンストレーション後には、仙台のローカルライダーが用意した義援金箱にキッズから大人までたくさんの人が集まり、みんなが支え合い助けあう姿を心の底から感じることができました。





震災直後の1ヶ月前、市内のライフラインが滞っていたため会場の西公園では炊き出しが行われていたとのこと。
我々が訪れた週末には、仕事や買い物などで行き交う車や人が多く見られ、これまでどおりの仙台市内という印象でしたが、建ち並ぶビルや家屋の中にはクラックが走っているもの、ガラスが割れ落ちているもの、そしてデコボコになってしまった道路なども少なくないのが現状でした。

デモの前や終了後に我々が訪れた沿岸部では津波の被害が少ないとライダーに聞いていた地域でしたが、テレビや写真で見ていた光景そのもの。
幸いにも顔を知る仙台のローカルライダーたちは無事でしたが、津波の被害のあった地域を車で流しところどころに残るガレキを見ていると、この震災がとても人事には感じられませんでした。
復興に向け街が動き出したばかりですが、元気な姿を見せてくれ、ライディングし、募金を集め、酒を酌み交わす彼等を尊敬し、デモという形でチャリティイベントに参加できたことを感謝します。


仙台のローカルライダーたちは元気です。
仙台中心部も動き出しました。
復興に必要なことは多くあると思いますが、元気がなければ何事も進められないのではないでしょうか?
西公園に集まったみなさんに少しでも元気を提供できたことを幸せに思います。