ECLAT待望のスリーブタイププラスチックペグ「VENOM PEG」はもうすぐ

かつては、グラインドを楽しむストリートライダーたちの中でプラスチック製、アルミ製、チタン製の各ペグを使用することは、軽量化も目的のひとつでした。

・プラスチック製: 材質が探求されていなかったため、すぐに削れてしまう。
・アルミ: 軽量だが滑りがあまり良くない。
・チタン: 火花がカッコイイ良いが、高価な上、クロモリほどは滑らない。

上記の理由などにより、ストリートにおけるグラインド用のペグは、やはりクロモリ製で熱処理のされたものが主流となっていました。

しかし、最近では滑りと摩耗のバランスがとれたプラスチックを使用し、インナーにアルミやクロモリを使用したペグを各社リリースし、ガザガザなカーブや滑りの悪いステンレス製のレールなどでも気兼ねなくグラインドが楽しめ、滑りの良いカーブやレールではロンググラインドや超低速グラインドもかつてほど難儀でなくなったのではないでしょうか?

この様にグラインドを楽しむストリートライダーにとってプラスチックペグが一般化されてきた中、ECLATではインナーのクロモリを覆うようにプラスチックが一体成型されたNathan Williamsのシグネチャーペグ「NATHAN PEG」が2013年モデルからラインナップされ、クロモリの頑丈さに加えプラスチックの滑りの良さが好評となり、多くのライダーが注目しました。
ZENではECLATライダーの村田伶人が愛用し、対象を選ばずグラインドできる喜びを感じているようです。

さて、このNATHAN PEG。インナーとアウターが一体となるため、摩耗によってプラスチック部がなくなってしまうと交換を余儀なくされてしまいます。
SALTPLUSなどの他ブランドでは、クロモリやアルミ製のインナーにプラスチック製のスリーブ(アウター)を挿入し被せるタイプが主流で、摩耗したプラスチック製スリーブを手軽に交換できるため、毎日グラインドを楽しむライダーにとっては有力な選択肢となっていることでしょう。

そんなスリーブ交換タイプのプラスチックペグの最有力候補として、2014年からは、ECLATからも待望されていたスリーブタイプのプラスチックペグがラインナップされます。

◆ECLAT – VENOM PEG
インナー: 熱処理済4140クロモリ
スリーブ: プラスチック (ナイロン/ファイバーグラス)
サイズ: 14mm穴、3/8″アダプター付属
長さ: 4″ (101.6mm)、4.5″ (114.3mm)
太さ: 38mm
重量: 193g (4.5″)
カラー: BLACK
予価: ¥3,150(税込)

注目すべきは2点。

◆プラスチックペグとしては細めの36mm径である
金属製のインナーとプラスチック製のスリーブを組み合わせるタイプでは、激しいライディングへの耐久性、そして摩耗することを考慮しスリーブのプラスチックにある程度の厚みを必要とするため、ペグの径がクロモリペグの平均的な径である34〜36mmよりも太くなり、フロントフォークやフレームのドロップエンドの形状によっては装着が不自由なこともしばしば。

しかし、VENOM PEGはクロモリペグのSLOTMACHINE PEGやNATHAN PEGのインナーとしても使用される熱処理済みの4140クロモリをインナーに使用し、さらに通常のソケットレンチが挿入できる範囲で薄く細く設定。
これによりスリーブを装着した状態の径は36mmとなり、クロモリペグの直径平均値に収めることに成功しています。

実際には直径38mmで、エンドに接する面は33mmとなります。
誤った情報を掲載し、申し訳ございませんでした。2014年2月28日

◆長さの設定が4インチと4.5インチの2種である
ちなみECLATのクロモリペグのSLOTMACHINE PEGは、4インチ。
ハンドルバーやフレームにもサイズラインナップが存在するように、ライダーの好みやスタイルによってペグにもサイズラインナップを欲するライダーは少なくないでしょう。
現にBONE DETHのDIET GRINDER PEGはフロント用とリア用で長さや太さのことのなるラインナップがあり、他ブランドでもそのようにラインナップするペグが存在しますね。

短めであれば抜けよくコンボトリックが狙いやすなり、長めであればじっくりとロンググラインドが狙いやすくなる。その他にも長さの違いによって想像できることがあると思いますが、このVENOM PEGの2サイズはうれしいラインナップでしょう。

すでにプラスチックペグを使用しそのメリットを感じ愛用しているライダーに対し、クロモリペグの滑り心地が好きであったりその物にこだわりを持つライダーも少なくないでしょう。
はたまた、適材適所、シチュエーションやトリックによって使い分けるライダーもいることでしょう。

ECLATのVENOM PEGがどれだけ世界中のライダーの要求を飲み込むことができるのか未知数ですが、素晴らしいチームライダー達がテストを重ねるなど開発に時間をかけるECLATなだけに、注目のペグであることに間違いないですね?

VENOM PEGの入荷はこの冬を予定しています。
詳しい入荷情報が届き次第、再度報告できればと考えています。