レヒトのこだわりをバイクチェックで確認
その期間が長くとも短くとも、自分が求める設計のフレームやパーツなどで組み上げたバイクに乗りたいと思うライダーは少なくないでしょう。さらに、思想をともにする仲間たちとそれらを作り出し、共感する世界中のライダー達へ届けたい。そのような考えを実行し日本から発信するALIVE INDUSTRYの代表として日夜活動する村田伶人(レヒト)が使用するバイクを本日は紹介します。
ベースとなるのはレヒトのシグネチャーモデルとしてALIVEからリリースされているGENERALフレーム。ハンドルバーとフォークには同じくALIVEを使用し、その他各部はECLATのパーツをメインにセットアップ。
カーブやレッジでのグラインドそして時にはそのスケールは増し、ハードなクラッシュをもいとわないビッグなグラインドを披露することもあるレヒトのバイクには、左右どちら側でもグラインドができるように前後合わせて4本のペグが装着されています。
ECLATのステッカーが貼られたバーにはBruno Hoffmanモデルのグリップを装着。
好むライダーの多いマッシュルームパターンは径28mm。レヒトはフランジをカットし使用しています。
ALIVEのSURVIVEフォーク装着されるは先日の記事で紹介したBONEDETHのクロモリペグ。
さらにフォークの内側にスペースが確保され、グラインド時にペグをより深く載せることができる他レッジなどがスポークに触れにくいことに大きな魅力を感じているDYNAMICハブを使用。
後輪にはラチェットが奏でる乾いた音が気に入っているというPULSEハブを使用。
昨年から頑強な径14mmのボルトによってフレームのドロップエンドと固定するフィメイルアクスルへとアップデートされたPULSEには、コグドライバー側へGONGドライバーガードそして反対側へはDYNAMICハブと兼用となるハブガードを装着。どちらもクロモリ製のベースに滑りの良いナイロン樹脂で成型されたものを使用し、スムーズなグラインドの滑り心地を楽しんでいるようです。
ピンの消耗を嫌いプラスチックペダルを敬遠しているライダーにおススメしたいCONTRAペダルをレヒトは選択。写真のようにほとんどのピンがグラインド時に削り取られてしまっていますが、その裏面には4本のスチール製ピンが並んでいます。
片面が削れてしまってもその反対面には摩耗に強いスチール製のピンが活きていることは、ライディング時に大きな安心感となるでしょう。
SYLARのV2仕様として2016年に仲間入りしたRSスプロケットをクローズアップしてみると、凝った切削や処理に感心します。
特にレヒトが使用するシルバーは、一見すると線の細いスリムな印象を受けるものの、黒く色付けれた箇所との錯覚によるものと気が付きます。実際はCNCにる6.35mm厚のタフなスプロケットなのです。
これは決して時代に逆光しているわけではなく、レヒトは随分と以前から細身のタイヤを好んできました。
現在では様々な路面でオールラウンドにそして軽快に転がるCONTROLの幅2.10インチを愛用。近年のシーンではどちらかと言えばファットな傾向にある中、このサイズを選択する真意をぜひ本人へ聞いてみてください。
– 村田伶人のバイクチェック
FRAME: ALIVE INDUSTRY GENERAL 20.75″
FORK: ALIVE INDUSTRY SURVIVE
BAR: ALIVE INDUSTRY SURVIVE
STEM: SOLID
HEAD SET: ECLAT CARGO
CRANK: ECLAT AEON 170mm
BB: ECLAT MID
PEDAL: ECLAT CONTRA
SPROCKET: ECLAT RS 25T
CHAIN: ECLAT DIESEL
SEAT: ECLAT UNIFY
SEATPOST: –
SEATCLAMP: –
FRONT HUB: ECLAT DYNAMIC
FRONT HUB GUARD: ECLAT DYNAMIC AL
FRONT RIM: ECLAT POLAR STRAIGHT
REAR HUB: ECLAT PULSE FEMALE 9T
REAR HUB GUARD 1: ECLAT PULSE/DYNAMIC CRMO/NYLON
REAR HUB GUARD 2: ECLAT GONG CRMO/NYLON
REAR RIM: ECLAT POLAR STRAIGHT
FRONT TIRE: ECLAT CONTROL 2.10″
REAR TIRE: ECLAT CONTROL 2.10″