カーブボックス作り by 由谷 友孝 (YOSSY)
先月末に突然ZENの事務所に表れた飯能のBMXライダー「Y氏」。
「カーブボックスを作ってください!」
聞いてみると、ZENのサイトに書かれた「ランプ等機材制作」を見て来てしまったとのこと。
もともとフラットを楽しんでいたけど、BMXに乗り始める前からストリートな頭があったらしく、ピロが立っているムラスポ新所沢店でWETHEPEOPLEのRECONをゲットしたのが去年のこと。
近所にストリートライダーがいなく、グラインドとは...?という状況だったらしい。
バニーホップができ始めた最近、グラインド願望が強くなり今回に至ったとのこと。
そして、事務所に直接来てくれた熱意を受止め、カーブボックス作りをすることになった。
今回作るカーブボックスのサイズは「縦1820 x 幅450 x 高400」。
ガッツり練習できるように骨組みは丈夫な建材「2×4」で。
そして表面は、グラインドの失敗でどうしても引っかいてしまうから、張り替えることを想定して2枚のコンパネを。
内側は「12mm厚」にし表側には「5.5mm厚」を用意した。
各木材を切り出した後、先ずは「2×4」の骨組みを組立てる。
Y氏の他、手伝いにきてくれた西野とタカオも張切りながらの作業。
木材むき出しのままでは気持ち良くグラインドができないから、「3mm厚」の鉄製のLアングルを装着。
更にペグの先端が接触する面には同じく「3mm厚」の鉄板を装着。
ピスの頭が飛び出さずにLアングルや鉄板と面一になるよう、臼状の歯でザグる。
いよいよ打込むビスがラスト。
せっかくだからY氏に打ってもらった。
完成後、念願のグラインドにチャレンジすることになり、申し訳ないくらい簡単なアドバイスをしつつ、いよいよY氏がトライ!
滑りましたよ!!カーッて感じに!!
娘さんも応援してくれて最高に気持ちが良さそうなY氏。
作業の途中途中にオヤツを出してくれたり最後には夕食をごちそうしてくれたり、自分たちはY氏のアットホーム感を堪能させていただきました。
30を超えてグラインドとかストリートライディングにチャレンジすることになったY氏は、ふたりの子供を持つパパさんでもある。
地元ではストリートライダーになかなか出会えず、身近にいたフラットライダーと一緒にフラットを楽しんでいたけど、今回のカーブボックス作りを機にフラットとまた違うストリートライディングならでは楽しみを発見してもらえたら嬉しいです。
最後に、写真を撮ってくれた西野と手伝ってくれたタカオに感謝です。