ドイツに行ってきました-Part2 by 由谷 友孝 (YOSSY)

前回はこの旅のパートナー部長を紹介したんだけど、
もちろんその部長もRebel Jamに参加。

Rebel Jamには2500人くらいの来場者に
280人の大会参加ライダーがいたみたい。
実際会場のどこを歩いていても「人が多いなぁ」っていう印象だった。

参加者が多いということは練習時間内に
パークやトレールで乗っているライダーも多いということで、
俺と部長はその多さに圧倒されたのは言うまでもなく、
あちこちで衝突するライダーたちを見かけた。

そしてライダーたちの服装や動きを見ていると
スキニー、スキニー、スキニー...スキニーが多い。
でも以外とヒザにパッドをしているライダーも多かったりする。
だってウィップは当たり前だし、エアも高いし
10代〜20代前半の勢いはハンパない!

その中でもうち等が注目したのは15才の
KHEのUKライダーHarry Mainというライダー。
特にミニランプでのライディングはカッコ良かった。
高いエアとにウィップにスパインの720と
やっていたことはそんなに多くはなかったんだけど、
とにかく分かりやすいライディングだった。
これからもっと目立つライダーになる気がするし、
会場の沸き方もずば抜けていた。

Harryのエア。こんなに飛んでたライダーはいなかった。

ところでうち等のライディングはと言うと
俺は周知の通りPark(Pro)-22位、Dirt(pro)-35位の下から3番目。
部長はPark(Ama)-42位とドンケツだった。

海外の大会に行って感じることがあって
観客はどんなライダーがライディングしても沸くこと。
例えば部長のライディングが始まるときにMCがこんなことを言った。

「参加ライダーの中で一番遠くの国ジャパンから参加のK-taro!!」
 
会場は「ウォー!!」って異国の見知らぬライダーを
気持ちよく迎えてくれ、部長のライディングに注目。
決して「スゴいこと」をしたわけではなかったけど
彼のライディング一つ一つに声援を送ってくれていたのが
印象的だった。

順位こそ上の通りだったけど、観客の反応はトップライダーや
その他ウマいライダーのライディングのときと変わらず 、
今走っているライダーの頑張っている姿を応援するもので、
そのライダーにとってイケてることを素直に評価する。
きっと始めて大会に出るライダーたちにとって
これはおおきな励みになるだろうし、
スゴく自然なことなんだと思った。

会場にはもちろん雑誌やビデオに登場するヒーロー達もいて、
ちょうどUKからのツアー中に来ていたUNITEDRyan Metro
Caleb Kilbyは会場にたまに表れたと思ったら
すぐにどっか行っちゃうし、ライディングが見れなくて残念。
Corey Martinezは調子が悪かったのかあまり攻めきれていない様子。
ダートではKye Forteのライディングが見れて良かった。
(バッテリー切でビデオが撮れてないです。スミマセン...)

そしてチームメイトでもあるWETHEPEOPLEのBruno Hoffman。
彼はとにかくイケてた。
ライディングのすべてがパーフェクトでスムーズ。
結果Proクラスで上位に食い込み、これからも活躍がたのしみだ。
そしてもう1人のチームメイトHannu Coolsもナイスランだった。
パークの隅々まで使ったハイスピードなラインは
常に観客をヒートアップさせていた。ナイスガイだしね。

Rebel Jamのムービーは下の画像をクリックすると見れます。

その他、リザルトや動画などはオフィシャルサイトで
チャックできるんで、チェックしてみてください。

■Rebel Jamのオフィシャルサイトはここからチェック

そしてParkの予選が終わった夜、うち等はUKからのメンバー
このパークで友達になったスケーターと終わりの無い会話を
延々と...ウケたウケた!!
田中ショージの兄貴のショーゾーやジョーや仲間達、
そしてスケーターのCooperとの会話はお互いの国の情報や
お約束の下ネタまで。
(どこの国の人も、日本語であれはなんて言うのって聞いてくる)
そして予想以上に日本への興味があるようで、
シーンの様子や日本に行ったら乗りにいくべきところ等々
いろいろと想像を膨らませていた。

CooperとUKライダー代表Joe

そして会話の最中に会場の隣の廃倉庫ですでに始まっていたパーティー。
途切れない話をウマく切り中に入っていくと、そこにはTajが...
彼の大ファンの部長が記念撮影をお願いすると、快くOK。
笑顔で答えてくれた。
パーティ会場ではWETHEPEOPLEが以前一般投稿を募集していた
シートデザインコンテストSEAT BEATの展示もされていて
かなり個性的なものからこのまま製品化?と思わせるデザインまで
合計35個の作品が並べられていた。
なかなか面白い企画を考えるもんだと感心しつつ、
グラフィック好きなWETHEPEOPLEらしい企画でもあるなとも。

さて、こうして楽しかったこととかを書いてきたけど、
それだけじゃ済ませてくれなかった。

遂にヤってしまったのだ...盗まれた!!
そう、2人とも自分たちのバイクを盗まれたのだ。

俺は2日目の朝に気が付いた。無い!
会場をくまなく探し歩いて、受付にも報告に行き、
何か情報は無いかと訪ねたけど「良くあること」と。
会場にいたWETHEPEOPLEのボス2人にも報告すると、
オフィスに行けば一式揃えてくれると言ってくれたけど、
本当に申し訳なくて、優しい2人に心の底から感謝した。

そして部長は最終日が明けた出発の朝だった。
泊まっていたテントの前にあるはずのバイクが、無い!
2人とも大会の会場内だからと安心してたのか
ロックをかけていなかったのがバカだった。

どうやら今回のRebel Jamでは25台のバイクが
行方不明になったようで、なおさらショックを受けた。

BMXバカ2人が海外に来て、肝心のバイクが無い。
本当に悔しかったし、それ以上に情けなかった。
WETHEPEOPLE、ZEN、谷さん、本当にごめんなさい。

数日後、次の目的地、WETHEPEOPLEの本拠地ケルンで
2人とも無事バイクを手に入れることができたのは、
本当にラッキーだった。(その時のことは次回以降に書きます。)

「バイクをロックしろ!!」
これ、2人にとっての教訓です。

長々と最後まで読んでくれてありがとうございます。
Rebel Jamから持ち帰ったプレゼントがあるから、
興味のある人は下のリンクのニュースをチェックしてください。

それでは

■プレゼントについてはここからチェック