SALTPLUSのマルチツール「PRO MULTI TOOL」を使ってみたよ!!

BMXカンパニー数社がリリースする便利なマルチツール。
おおよそがパイプ状の本体をベースとし、BMXライダーにとって必要最低限なツール類をまとめた素晴らしい製品ですね。
ZENが輸入するECLATからもマルチツールの「E-TOOL」がラインナップされていますが、この類のツールは、もはやライディング事や遠征時に手放せないっていうライダーは少なくないでしょう。

先日フリーコースターハブを紹介したSALTPLUSからも最新のデリバリーからマルチツール「PRO MULTI TOOL」がラインナップされ、早速使ってみました。


ペダルレンチやソケットと六角レンチの差込口の付いた写真右のフタはハイテン製で、パイプ状の本体と写真左の底フタは6061アルミ製。
全長は215mm、ソケットと六角レンチの差込口の端から端までが68.5mm、パイプの径が31mm。
重量は606gとECLATの541gに比べ少し重いですが、17mmと15mmのソケットレンチがパイプの中に入っていることを考えると、納得です。


15mmペダルレンチと六角レンチのビットの差込口。


反対側には9.5sqソケットレンチの差込口になっています。
ペダルレンチもソケットと六角レンチの差込口も、フタの側面にシッカリと溶接されています。


裏ブタの溝がニップルレンチになっています。


フタを開けると、六角レンチのビットが収まってます。


裏ブタを外すと17mm、15mmのソケットレンチとエクステンションバーが収まっています。


残念ながらチェーンカッターは含まれませんが、この内容が一本にまとまっているのは、やはり便利。
実際に使用している様子は以下のとおりです。


17mmもしくは15mmのソケットレンチでホイールを脱着。
ソケットレンチとエクステンションバーには厚めのメッキ処理がされ、長持ちしそうです
6061アルミ製のパイプを握ってホイールナットを脱着しても、シッカリとした剛性感があり、不安感はありませんでした。
この時に注意しなければならないのは、ソケットレンチを取り付けるフタと手で握るパイプが緩まないようにすること。
フタが緩んでいるのに力を入れてしまうと、ネジを傷めてしまいます。


ペダルレンチはこんな感じ。
クランクの形状によっては、ソケットの差込口がクランクアームに当ってしまうかもしれないので注意しましょう。




六角レンチは8mm、6mm、5mmが付属しています。
今回は、8mmをクランクの固定ボルトに、6mmをステムボルトに、5mmをブレーキレバーの固定ボルトに使用してみました。
六角レンチのビットは差込口に固定されないので、落として失くさないように注意ですね。


裏ブタのニップレンチを使用してみると、思いのほか使いやすい印象。
ただし、このフタはアルミ製なので、耐久性を求めることは難しいかもしれません。
あくまでもライディング時などの緊急時用といったところでしょうか。


この手のマルチツールをメインのツールとして使うライダーは、あまりいないと思いますしオススメしませんが、ライディング時にジャラジャラと色々なツールを持ち、スグにでも治したい時にあれやこれやとツールバッグなどから選ぶのは、なかなか面倒なものです。
こうして一本にまとまっているツールと上の写真に写っているようなコンパクトなツール、そしてチューブと携帯ポンプがあれば、普段のライディングや遠征時には困ることは少ないでしょう。

SALTPLUSのPRO MULTI TOOL。使えるツールです。

ちなみに、上の写真のコンパクトなツールは、同じくSALTPLUSのFLIP MULTI TOOL。
そちらも実際に使ってみたので、追って紹介したいと思います。