テールウィップの練習方法 by 植山 周志 (SHOE-G)

昨日アメージングでのことだ。ジャンプランプで何人かのライダー達がテールウィップを練習しだした。トレール中心のライダーとストリートとパークをするライダー、パークに週末来るライダーと4人練習してたんだ。そしてその場で僕も混じってのテールウィップ講習会が始まった。

テールウィップは普通の技よりもできるまでのプロセスが非常に長い技だと僕は思っている。僕も実際にこの技ができるようになるまでは長い道のりがあった。

 今回突発的にした講習会でこの4人がちょっと上達したかもしれないんだけどね。それはどうでしょう?彼ら以外にもテールウィップをしたいライダーはいると思うので僕が提案するテールウィップの練習のプロセスを以下に書いてみた。

できなくて悩んでいる人、やってみようかなと思う人は参考にしてみるのもいいかもよ

Step1.地面でジャンプもせずに自転車を回すことを行う。ここで自転車が回せなかったら空中でも回せないので自転車を回すことをしっかり覚える。覚えるためには何回でもやること

Step2.ジャンプで軽く飛んでテールウィップにチャレンジしてみる。 このときチェックポイントは以下の2つ

1.自転車をちゃんと回せているか

2.自転車を自分の下で回せているか? 
これがこのStep2の難関になると思う。自転車が自分おなかよりも高い位置で回ったらほとんどと言っていいほどメイクすることはできない。自転車を回しているときは自分の手が胸よりも下にあることが大事です。 これができなかったらできるだけ前過重でトライしてみてください。これができるようになったらメイクまでの道のりは半分達成したと考えてもいいだろう

Step3.自転車が回るようになり、おなかよりも下で回せるようになったら。フレームがちゃんと自分の股の下まで回ってくるかをチェックする。 股の下ではなく足の外側に自転車が来るのならテールウィップをするときに腕をもっと横に出すようにしましょう。本当に横に出すと自転車が自分の股の下に来るようになります。

Step4.ここまできたらたいしたもんです。でも、フレームに足を乗せて着地してはせっかくのウィップがかっこ悪くなっちゃいます。ペダルに足を乗せて始めてメイクです。これからは繰り返しの練習と”ペダルに戻るぞ!”と言う気合です。



僕自身テールウィップができるまで非常に苦労した。それでもできるように親身にアドバイスしてくれて、強制的にやらせたのがColin Mackeyだ。そして最後にメイクをするためのポイント”腕をもっと横に出す”というアドバイスはAlan Cookeからもらった。そんな2人に僕はいつも感謝している。難しい技だからこそできると非常に嬉しいし、楽しい。この技を自分のものにしたいライダーは地道に練習してください。できるようになったら心よりおめでとうと僕は言いたいです。



また、BMXOnlineで面白い記事を見つけたんだ。Morgan WadeとGary Youngのインタビュー記事で”テールウィップで苦労した?”という記事なんだけど、2人とも苦労したって書いてあって、僕は”へぇ〜”と思いながら読んでました。その記事はここです。

 週末の3連休は3日間とも自転車を乗ることができ、以前偶然でしかメイクできなかった技の練習をしていた。
540TailTapの応用の技なんだけど、まだメイク率が低いのでここではまだ言えません。
金曜、土曜と1回ずつなんとかメイクすることができたのが嬉しかったんだけど、アメージングルールでは一日に3回できたらして始めてメイクということになっているんだ。
メイク率があがりビデオで撮れたら動画で見せたいと思ってます。
アメージングで乗った後に友人の結婚式の2次会に参加し、帰りに中目黒のユウゴのお店”Naughty”に行ってユウゴと話が盛り上がり2人でバニーホップ テールウィップを練習したんだ。
2人ともこの技ができるようになりたいんだけど。まだまだ僕は全然できる気配が無く悔しい思いをしてNick Hasleyにメールをしたんだ。 
今度の週末僕は今までよりも浅いバンクでウィップとまた練習中の技を練習するだろう。
そしてウィップ講座を受けたライダー達はボックスでまたウィップを練習するかもしれないだろう。楽しみだ。