BMXベースのMTBを組んでみた。こんなのも楽しいし面白い。 by 由谷 友孝 (YOSSY)




いやいや、最近こんなの組んじゃいましたよ。
ベースは、これ↓↓

WETHEPEOPLE 2012の完成車「THE CHAMP 26」。
26インチホイールのBMXクルーザーってやつ。

これがラインナップされることがわかった時から「こいつはMTBになる。」って想像。
入荷後、手始めにNITTOで幅広でなんか無いかとバーを物色。
探した結果行き着いたのが、Sim WorksがNITTOに別注した「GETAROUND Bar」。
こんなバーがあればと想像していたものとビンゴ。

実物が見たくて二子玉川のABOVEで握らせてもらうと、シックリ。
「肉厚だからカタいよ。でもイイ形だよね。俺も使ってるよ。」と店長の須崎氏。
彼のCXに装着されてたのを握って確認させてもらい、即決。
結構満足な感じ。焼き入りのクロモリバーでBMXに乗ってる身からすると、このバーでもしなりを感じる。
むしろ不安無い厚みがNITTOのMTBバーって感じで、MTB好きだった高校生の頃使ったバーを思い出して懐かしい気持ち。
他にも好きだったANSWERのライザーバーも肉厚だったなぁ。

今回のMTB化にあたってギヤ付きにしたかった。
でもBMXなベース車は、フレームのエンド幅も当然BMXな110mm。
ボスフリーを使うことも考えたけど、難なくいけるとしても3枚かな?と想像し、標準でロックナット間が111mmも設定してるSturmey Archerの内装5速ハブ「SRF5(W)」をチョイス。



渋谷のW-BASEにお世話になりながら、ハブ本体ともろもろのスモールパーツ一式をゲットし、懐かしのMOTOWAYリム26インチで組んでみた。

シフターは、Sturmey Archerのサムシフター。
カチカチと節度ある操作感がグッド。アナログ感もなおグッド。
レバーは、去年まで愛用していたECLAT SWIFT LEVER。

一応、自分はBMXライダーで、ベースもBMXクルーザー。
やはりBMXパーツを使いたくなるのは性ってやつで、上のレバーと同様、ZENで扱うBMXパーツを数カ所に使用。



そして唯一のビンテージパーツ。FUNNY’Sの丸屋にお任せで探してもらったDIA COMPEのカンチブレーキ。
雰囲気もタッチもバッチリ。

こうしてBMX以外のチャリを組んだのは超久しぶり。
高校生の頃はMTB好きで、あれでもないこれでもないと、とっかえひっかえ色んなパーツを弄っては使って楽しんでいたこともあった。
その頃のワクワク感や楽しみをこのタイミングで感じることができ、そんな機会を与えてくれたLOOP MAGAZINEの企画や誘ってくれたFUNNY’Sに感謝。

そうそう、このチャリを組むきっかけはLOOP MAGAZINEのFUNNY’S取材。
クラブチームと称されるライダーが、各自のMTBを持ち寄って里山ツーリングをしようってことで、急遽組上げた形に。

揃いも揃ったと、15台くらいの個性的なMTBが集まった撮影の当日。
全部は撮れなかったけど、どんなチャリが集まったのか興味がある人は下のリンクからチェックしてみてください。

◆LOOP MAGAZINEのFUNNY’S取材に集まったMTBたち

※要Facebookアカウント

もちろん、今月発売の紙面の方でもチェックヨロシクです。


とまぁ、王道を行くMTB好きには理解されにくいと思われるチャリを組んだわけなんだけど、思いのほか乗りやすいし調子いいです。
突っ込みどころは多々ありますが、せっかくなんで少しずつ進化させていこうかと思惑中。