なんか趣を感じる… by 由谷 友孝 (YOSSY)

電車で通勤すると、2駅静かな駅を通る。
その内の1駅にあるベンチが、今日は妙に気になった。

ドアの閉まる間際にふと気が付いて、携帯のカメラでカシャ…
おそらく何度も塗り直されているのだろうが、そのヤレまでは塗り隠せていない木製のベンチだった。

駅のベンチといえばプラスチック製が当たり前の現代に、今日見かけた木製のベンチは珍しいのかもしれない。ただ珍しいからか、それとも木が好きだからか、始業した今も気にかかっている。
そう、設置されてから数えきれない人達が座ったであろうこの木製のベンチに座ってみたいと思った。

特に現代に逆行した考えや思想を持ち合わせている訳ではないが、ただそのヤレが漂わせる趣に引寄せられたようだ。

きっと暖かいに違いない。

思えば、子供の頃走っていた電車やバスも床は木製だった。

なんの落ちも無い話でした。
ではでは。