WETHEPEOPLEの完成車はビギナー向けだけとは限らない??
BMXの完成車は「初心者向けであり初めての一台として選ぶ人たちの物だ」と思いがちですが、WETHEPEOPLEのラインナップを目の前にすれば、そんな概念が覆されることはBMXライダーのみなさんであれば周知の事実でしょう。
エントリーグレードは上手いバランスで価格が抑えられ初心者におすすめしやすいモデルが並び、十万円前後からのミドルグレードやハイグレードについては本格的かつ実践的なライディングを支える仕様が随所にあしらわれ、2台目や3台目として乗り換えを検討するライダーたちにとって価値あるバイクが揃えられています。
真っ先に浮かぶトップモデルのENVYは2009年の登場以来BMX完成車の頂点に立っていますし、2019年モデルとして新たに登場したBATTLESHIPについてもプロチームライダーがライディングするフレームやフォークがベース。ともにWETHEPEOPLEやECLATのアフターマーケットパーツがふんだんに使われ、性能もその実力も折り紙つきです。
どちらについても、日々熱心にライディングするBMXライダーたちが乗り換えたとしても、ポジションについては個人差はあるものの、性能や耐久性については文句なしの内容であることは写真やスペック表からでも十分にうかがい知ることができます。
一方で、これら上位2モデルに埋もれがちな下の3モデルについても、見逃せない実力を持ち合わせていることを改めて認識させられます。
CRYSISについては価格を大台に乗せずとも最新のトレンドへしっかりと寄せていますし、VERUSについてはハイスピードかつトリッキーなパークライディングを可能にするジオメトリと構成、そして4PCバーとフリーコースターハブのTRUST FCはコアなライダーも唸る佇まい。
WETHEPEOPLEの完成車は、すでにBMXライディングを楽しんでいる人にとっても予算や好みに合わせた最良の選択肢を提供しています。
CRYSIS
ワイドに設定されたリムや長めなヘッドチューブなど、最新のトレンドが凝縮されたCRYSISは、TT20.5″とTT21″の2サイズを揃え、遊び方や場所を問わずオールラウンドにライディングが楽しめるバイクです。さらに、インベストメントキャストでウィッシュボーン型に成型されたチェーンステイとBBのジャンクションは、REVOLVERフレームと同じ技術が採用されています。
VERSUS FS
大小様々なジャンプやバンクが並べられ、時にはハイスピードに時にはトリッキーに走り回るパークライディングに最適化されたMESSAGEフレーム。そのコンセプトやジオメトリーを受け継ぎ、安定かつ取り回しよくライディングに打ち込める構成です。